少年の黙礼深し四月尽
死者たちに生かされてゐて豆の花
逝く春の未完の沖に光あり
こめかみにふるるものあり花の雨
永き日や番矢の詩と櫂の詩
逃げ水にA滑走路浮かびけり花びらを踏みて異国へ赴任せり
花暮れてやうやう星座下り来たり
花の世に四肢を晒してさびしかり
花時のころを上野にゐてひとり
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