光声の徒然日記

十七音で日々を徒然なるままに記す

2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧

逝く年

年逝くや天使の梯子降り来たる

ピラカンサ

ピラカンサ光り記憶のたわわなり

ペチカ

亡骸は記憶の器ペチカ燃ゆ

雪女

酒呑みて連句をしへる雪女

冬帝

冬帝の眼に北溟の孤愁あり

第一句集『聲』

十二月八日 ふらんす堂より 第一句集『聲』を上梓。 ニンゲンの管の突つ立つ原爆忌 革命があかんべしてる浮いてこい 火の色の蟬の時雨となりにけり 日の名残り路地にありけり健次の忌 エンドロール流れ晩夏の固き椅子 ピアニスト立つてジャズ弾く健次の忌 天…

吹雪

君逝きて百日百夜吹雪けり