光声の徒然日記

十七音で日々を徒然なるままに記す

2009-12-18から1日間の記事一覧

墨田吟行句会

鳩尾に風のぶつかる年の市 そこばかり日向となりし冬の草 聖痕のごとく掌にあり冬もみぢ 冬晴のこころの疼き軋みけり 鯉のひげ落ちてゐたるや池普請 ゆつたりと冬木に充ちる時間あり 裸木の影濃く伸びて空青し