光声の徒然日記

十七音で日々を徒然なるままに記す

句会付き花見

団子屋の列の後ろの暖かし
初蝶といふ危うさの過ぎりけり
花の雲幼の声の零れくる
待ち合わせ場所に一本八重桜
対岸に初恋の人桜もち
飛翔体の真ん中にをり桜餅
海舟像見つめる空の花万朶
裏道を貫けて墨堤花万朶
花季のエレベーターのゆつくりと
ビル窓に花の幻影弥生かな