2009-09-27 国分寺吟行 カルメンの如く身を反り曼珠沙華 湧き水を使ふ生活や花梨の実 縄文の水のこゑあり竹の春(稲・机・穴・秋燕・緑読み込み) 稲の香や父の記憶のない家庭 文机に革命の文字長き夜 金風の通り抜けたる鼻の穴 秋燕や昭和の母が泣きじゃくる 緑陰に死ぬ逝くひとの口唇吸へり