光声の徒然日記

十七音で日々を徒然なるままに記す

河 

角川春樹主宰作品)
夕鶴となりて還りし空のあり
一月やもののふを継ぐこころざし
浮寝せる鴎に年の立ちにけり
ひとりひとり生きる淋しさ師走尽
大鷲の年を言祝ぐ淡海かな
去年今年わが荒魂の吹雪ゐる

(中央句会出句)
初富士やほろびゆくもの見据ゑをり  佳作
たまきはる命繋げよ寒の水      佳作
いのち冴ゆ吉野は聖地かも知れぬ