光声の徒然日記

十七音で日々を徒然なるままに記す

「河」江戸川勉強会

雪折れの瑞々しきが晴れわたる/美智子
白鳥の脇の下より暮れそむる/美智子
春風の重い扉を押しにけり/光声
ホップ・ステップ・ジャンプで越ゆる春の泥/光声
花冷や魚の頭を切り落す/恵美子
霾や日本海とは呼ばぬ国/恵美子
バレンタインデーコーヒー淹れて聞くラジオ/千明
政治論死刑廃止論春炬燵/千明
遅れ来て肩の淡雪払ひをり/のりを
春動く塗り絵に色を足すやうに/健治
春泥や光を食べてゐるカラス/健治
春寒料峭スカイツリーの夜業の灯/光子
笹鳴や鬼門の閂緩びをり/光子