2011-04-09 蓮の実句会 吟行 花韮の幽かに匂ふ小雨かな 雪柳裾触るるまで撓りけり ひと吹きの風に花びら耀けり この国を信じ桜の咲きにけり 地震狂ひ花狂ふ日となりにけり 桜咲き悲しきことを蔽ひけり/清 春昼や夫と語らふカフェテラス/美智子 揺れてゐるそれぞれ風の雪柳/健治 恋猫よお前も今日は負け戦/八重子 花冷や震災の地を案じつつ/なつ子 早春の筧の水や深大寺/喜七郎 恋猫の眼光りて睨みけり/純子