光声の徒然日記

十七音で日々を徒然なるままに記す

河 

万歳と云うて向日葵枯れにけり
海底に星座の移る敗戦日

春樹主宰作品
 ・向日葵や父の戦後のはるかなり
 ・白鳥忌華厳の水の流れゆく
 ・追ひつけぬ時間のごとし処暑の椅子
 ・デジャ・ビュの駅に晩夏の雨が降る
 ・処暑の椅子ひとりの午後に深くゐる
 ・生きるとは終着駅のない晩夏