光声の徒然日記

十七音で日々を徒然なるままに記す

聖夜

この星の山河せつなき聖夜かな


レノンの灯ほのめく聖樹に夜の深さ
聖樹立ちマンハッタンに森匂ふ

老人があかんべをする聖夜劇
止り木に彼のイヴの夜の父がゐる

しつかりと生きて聖夜の鐘を聴く
星よりも大き鐘ある聖樹かな