2018-09-02 河 9月号掲載句 「ノーブレス・オブリージュ」 青梅雨や書架に傾げる罪と罰不発弾抱へ父の日老ゆるなり夏至の日の鳥語で彫りし森の石 昼と夜が最もアンバランスなれば 精霊の押し寄せてくる夏至白夜少年の後ろの闇の祭かなバーボンと葉巻(シガー)と万年筆(ぺン)と夜の驟雨潔白のハンカチ。ノーブレス・オブリージュ