光声の徒然日記

十七音で日々を徒然なるままに記す

詩のつばさ

あかつきの闇に拾ひし月の殻

幾星霜生き延びてきて草の花

花野から荒地へ向かふ母若し

むきだしのたましひとなる夕花野

黄落のひかりに溺れてしまひけり

詩のつばさ持ちて渉らむ銀河かな

重力波たゆたふ銀河より銀河