「角川春樹主宰作品」 数え日の日暮は旅にゐるごとし さえざえと揺るぎなき詩の羅針盤 独房のテレビとしゃべる三日かな 元旦やわが荒魂のしづかなり 年立つや個々にひとつの銀河あり 降る雪や琵琶といふ名の悲の器 未完なる空あり鶴の凍てりけり 寒の水人間…
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