光声の徒然日記

十七音で日々を徒然なるままに記す

2019-03-01から1日間の記事一覧

「河」三月号 発表作品

冬たんぽぽ 枯れてゆくもののこゑ聞き暖かし 寄鍋やラヴ・ストーリーでも語らふか 通夜寒波たましひに人会ひに来る あけらかんと骨となりける汝に雪 中村家の墓の透き間に 冬たんぽぽ 寒卵つなぐいのちの温みあり しんしんと雪。津津と一行詩