光声の徒然日記

十七音で日々を徒然なるままに記す

木守柿

まほろばの天に鷹の座思ひけり
木守柿遠嶺に夜の来てゐたり
ジーパンの穴から垂るる銀河の尾
秋風や父似の石を拾ひたる

**悼・松下千代先生**
紅葉谿仰ぎて千代の深煙草/広治
錦秋の山河逍遥千代逝けり/広治
時雨るるや手にぬくもりの言葉あり/久美子
 (青き踏むA、B、Cのビスケット 松下千代あれば)
逝く秋のA、B、Cのビスケット/光声