光声の徒然日記

十七音で日々を徒然なるままに記す

河 

峰雲や一行詩とはこころざし
向日葵の駅を遠くに海鳴りす
アロハ着て黄泉平坂越ゆるかな

角川春樹主宰 作品
夜のプール人を思ひて椅子にあり
かなかなや父に昭和の日暮あり
まだ少し残る未来や天の川
浜昼顔沖に自愛の未来あり
七夕や番号で呼ぶ死刑囚
鉄格子の向かうより来る明日かな