光声の徒然日記

十七音で日々を徒然なるままに記す

「河」10月号掲載句

   八月
八月のまつすぐにくる蟻の列
夕焼けのある星ゐて原爆忌
母の水脈追ふ少年に蝉時雨
健次忌の晩夏の雨に打たれけり
黄金街ジャズに暮れゆく健次の忌
健次忌の雨を熱気と思ひけり