光声の徒然日記

十七音で日々を徒然なるままに記す

江戸川勉強会

オセロ置くごとく水鳥ゐたりけり/ひよこ
冬の海イカロスが今落ちてくる/ひよこ

しぐるるや村壊しゆくブルドーザー/みどり
オリオンに撃たれてみたく巳を晒す/みどり

百円で息災願ふ初詣/千明
会える日まで冬の金魚でゐたりけり/千明

寝酒して漢の還つてゆく羊水/洋子
人日やのっぺらぼうが喋りだす/洋子

凍鶴や少年背負ふ青き空/光声
試写室の椅子にひとりの女正月/光声