2018-06-03 「河」六月号 掲載句 坩堝雲流る途方に暮れし蜷の道 春燈のきのふに遠き家族かなわが詩の師系に花のこゑのあり花風の坩堝に溺れたき真昼天も地もなし桜吹雪の真中にゐ ひりひりと孤独ぞ桜しべ降る夜帰りなんいざ十四の春へ啄木忌